第3回個展  -Jazz & Bird-

ご挨拶

2018年7月8日-7月22日

汐花 SEKKA・BORDERLESS SPACE


この世界には、つらいことがたくさんある。
ゆえに世界は、美しい音楽で溢れている。
積年の憂いを調べに変え、

耐え、立ち向かうためのジャズなのだ。

日々の不満を吐き出すように

キャンバスに絵の具をぶちまけて、
絵と呼ばれるものになる。
吐き出した感情は色となり、形となり、

言葉にならない何かとなる。
たたかう心を鼓舞するような、

忘れていた思い出を思い起こさせるような、
名もなき物語のような、何かである。

誰だって、

怒りや悔しさを呑み込んで生きているのだろう。
それぞれのたたかいに、

みな疲れているはずだ。
疲れも不満も悔しさもうまく隠して、
次の朝にはまた仕事へと向かう人々。
私はそんな人たちが好きだ。

私の絵は、

そんな私たちへの応援歌としてのジャズでありたい。
説明もコンセプトもないただの絵なので、
思い思いに見ていただけたら嬉しいかぎりだ。

立ち向かうためには、

心震わす何かが必要だ。
ゆえに、私は描く。

 

時に精一杯の力を込めて。
時に即興のジャズを奏でるように。